田中の胃袋in the city

主にホテルやUSJ、映画やゲームについて書きます。稀にそれ以外の題材も扱いますが、基本的にエンタメ重視でやっていきます。

Huluで見よう!名探偵コナンの最恐ガチホラー回!

もうじきハロウィンの時期ということで、名探偵コナン屈指のホラー回をご紹介したいと思います。名探偵コナンのホラー回と言えば、よく挙げられるのは図書館殺人事件や山荘包帯男殺人事件ですが、僕が個人的に一番ホラーとしての色が濃いと感じたのは、比較的新しい回となります。

 

その名も赤い女の惨劇!!!

 

www.happyon.jp

 

全3話からなるじわじわと迫る恐怖!

 

これは持論なのですが、ホラーで一番怖いのは恐怖の対象そのものではなくて、それが出てくるまでの過程だと思っています。たとえば貞子では、貞子が直接出てくるシーンよりも、呪いのビデオを見た後の怪奇現象などのじわじわと迫る恐怖のほうが怖かったりします。

 

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 出典元

 

恐怖の対象の正体が分からないから怖いんです。実在の事件などでも、真相が分かってしまえばそうでもないですが、未解決事件などは非常に怖いですよね。だから恐怖の対象が本領を発揮するのは、本当に物語の最後であるべきだと思っています。

 

ホラー映画などがシリーズを重ねると恐怖感が薄れていくのも、どういうパターンでどういう人がどう殺すか、全て分かってしまっているからです。

 

図書館殺人などは確かに緊張感はありますが、上記の理由からホラーを見ているという感覚からは少し外れているように感じました。

 

この赤女事件では、そういう意味では非常にホラーでした。3話構成という大ボリュームなだけあって、他のホラー回と比較して恐怖の対象である赤女の正体もうまく焦らしていますし、じわじわと迫る恐怖が表現できていたように思います。

 

徐々に赤女の存在によって、みんながパニックになって、じめじめとした空気が漂っていく感覚は堪りませんでした。

 

まるで別アニメ!キレッキレの恐怖演出!

 

演出のそれが普段のコナンではなく、完全にホラー映画の手法になっているのも注目すべき点の一つです。たとえば登場人物の表情一つにしても、ホラーアニメAnotherのように生々しいものになっています。他にも全体的に画面が暗く、暗転して次の瞬間に赤女が出てくるような演出もあり、スラッシャームービーを見ているかのようでした。

 

展開で魅せる!期待を裏切らない赤女の正体!

 

見ていて最も懸念していたのは、実は赤女はいなくて、全てこの中の誰かの犯行でした~というオチなのですが、そこはご安心ください。

 

ちゃんと赤女はいます

 

それも、コナンたちの誤解であったとか、肩透かしなオチではありません。最後まで期待を裏切らないストーリー展開も、このエピソードの魅力の一つです。