名探偵コナン、黒幕の正体が明らかになったが、実のところ明らかになってない説
日本の皆さん、コンニチハ!
こちらの記事ですが、名探偵コナンの黒幕に関する重大なネタバレがあります。アニメ化どころか、単行本にすら収録されていないエピソードなので、一応ネタバレ注意です。
ちなみにこのエピソードは、10月発売予定の95巻に収録されるはずです。この95巻は、黒幕の正体以外に、蘭と新一の関係に一つの決着がつくので、かつてないほど超絶重要な巻となるでしょう。
94巻から物語が続いているので、先にこちらを読んでおくとより楽しめると思います。
さて、ここからネタバレしていきますね。
まず、詳細は省きますが、"あの方"と呼ばれる黒幕の正体が烏丸蓮耶であることが明らかになりました。ファンの間では、黒幕候補として度々名前が挙がっていた人物ですが、おそらくライト層からすれば「誰やねん!」という感じでしょう。
何故なら烏丸蓮耶とは、1度しか登場していない上に、本編開始の段階で既に死んでいる人物だからです。
その登場したエピソードと言うのがこちら。
あらすじはこちら
(上記リンクからの引用になります。)
『神が見捨てし仔の幻影』。小五郎が受け取った招待状の差出人欄にはそう書かれていた。黄昏の館に到着すると、小五郎達の他にも五人の名探偵が集められていた。案内役はメイド1人とスピーカー付きのマネキン。マネキンが話し始めた途端に車とつり橋が爆破され、外との連絡が絶たれる。だが、小五郎以外の探偵達は慌てない。差出人名から、このイベントが怪盗キッドによるものだと知っていたからだ。キッドは人を殺さないはずだが、食事中に大上祝善が死亡。これを機に、かつて館で起きた惨劇を繰り返すかのように無情なゲームが開始された。
ちなみに収録されている巻は30巻です。今人気の安室なんて名前すら出ていない時期ですね。
そんな烏丸さんですが、黒幕と言われると滅茶苦茶しっくりくるんですね。
シルエットの段階で組織を表すのによく用いられるカラスが出ているし、日本屈指の大富豪という設定も、組織のボスに相応しいです。
ここまでが前提条件ですね。
では、ここから記事タイトルにもある
黒幕の正体が明らかになったが、実のところ明らかになってない説
はい、そもそもなんですが、
この烏丸さん、本編に登場しているとは言っても、登場したのがシルエットのみなので、ちゃんとした容姿がさっぱり分からないんですよね。
そのため、烏丸が出てきたとしても、読者はこいつが烏丸だと判断できない。
次に、最初の方にも言いましたが、烏丸とは本編開始時点で既に死んでいます。より厳密に言うと、本編開始から40年前に死んでいるんです。しかも、40年前の時点で100歳を超えているとされています。
何が言いたいかと言うと、どう考えても寿命で死んでいるんですね。
しかし名探偵コナンには寿命で死ぬことを回避するための、たった一つのファンタジーがあります。
主人公であるコナンの身にも起きた、若返りです。
つまり烏丸が組織の黒幕だとした場合、コナンが飲まされたアポトキシンを彼自身も飲み、それによって若返っている可能性が高いです。
シルエットしか登場していない烏丸が若返っているとすれば、もはや誰が烏丸なのかさっぱり分かりませんね。
つまり、
あの方が烏丸だと分かったところで、
あの方は誰か?
から、
烏丸は誰か?
に問題がすり替わったにすぎません。
結局のところ何一つ解決していないんですね。
強いていうなら、コナンが飲んだアポトキシンは元の年齢に関わらず6歳前後の見た目まで若返る効果を持ちます。
烏丸が若返ったとすれば、死んだとされる40年前が妥当でしょう。40年前の時点で6歳児まで若返り、そこから順調に年を重ねて行ったとすれば・・・
烏丸は現在50歳くらいの見た目になっているはずです。
50歳くらいの見た目で、烏丸の可能性がある人物と考えれば、黒幕の正体も絞れてくるかもしれませんね。